さて、今日の工具ネタで御座いますが、PBのタガネをご紹介致します。
使い勝手の良さから、画像奥の黒グリップ、タガネドライバーは、愛用される方も多いかと思います。

しかし、タガネとしての性能は、手前、赤の塗装が施された、No.800シリーズの方が上と言えるでしょう。

今でこそ、PB=ドライバー、HEXレンチ等のイメージが強い印象がありますが、PBが日本に初上陸した当初は、「石をも砕くタガネ」として、硬さ・切れ味共に驚愕のスペックを持ったタガネとして紹介され、知名度を上げていったのだとか。

レースを楽しむお客様が、車輌下にコーティングされたアンダーコートを剥がす際、このタガネを使って作業されたところ、あまりの切れ味にアンダーコートどころか、フロアの鉄板を突き破るといった凄い切れ味を物語る、話をされていたのを思い出します。

正に工具界の斬鉄剣!!恐れ入ります・・

切れ味が鈍れば、砥石を使い研ぎ直しする事で、何度でも使えるのですが、本体途中の段差があるのをお気付きでしょうか?

この段差は、「焼入れ」を示す物で、この段差までは、研いで使う事ができるのです。切れなくなったからと言って、捨ててしまってはダメですよ!!

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