さて、今日はこれからの季節、気温低下すると共に増えてきそうな樹脂部品の破損事故・・・

気温が高い時には柔軟だった樹脂製品も、冷えた環境では柔軟性を失い、あっけなく破損してしまった経験をお持ちの方も多いかと思います。

そんな時に重宝するのが「補修ケミカル」と称する、接着剤の類です。
昨今、補修剤の進歩は目覚しく、使い勝手、強度など目を見張るものがありますが、接着面積が小さい場合、思ったほどの強度が得られない時もあります。

そんな際に「プロが使う」強度Up!の方法をご紹介致します。

用意する物として、薄い金属板、針金等、対象物の形状や破損状況にて選択します。

接着の要となる、補修ケミカルは、GM-8300(金属補修パテ)、ラピッドフィックス等、作業状況、作業時間、補修個所によって選択して下さい。

事前に用意した針金や鉄板は、対象物が細い時や製品の中にそれを埋め込み、強度をUpさせる場合に使います。鉄筋コンクリートと同じ構造ですね。

製品寸法や外観を変えられない場合は、リューター等用いて溝を掘り、その溝に針金を仕込み、その上からパテ等で封じます。

WIT シャープスニップ等で切断した後、切り出した鉄片を平らに慣らすのに、クニペックスのプライヤーレンチを使うと簡単・綺麗に平らにできますよ!

先程作製した針金や鉄片を、割れた個所に橋渡しする様に置き、その上から補修剤を載せていきます。

針金や鉄片が見えなくなるまで、補修剤を載せたら完成!
試しに上下に負荷をかけてみましたが、剛性感は高く強度も出ていますね!

補修個所の強度を上げたい場合に是非お試し下さい!

本日も、最後までご覧頂きましてありがとうございます!!

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