ワールドインポートツールズ

対談インタビュー

対談インタビュー おしゃべり店長×工具営業のプロ

対談インタビュー おしゃべり店長×工具営業のプロ
2019/11/8

海外の輸入工具や国産工具の専門商社である、喜一工具の営業本部営業推進部部長の平井氏が
ワールドインポートツールズの店舗にて「工具の基本やトルク管理」について講座を行い、好評をいただきました。
そんな平井氏に、工具大好きおしゃべり店長ヒグチが普段よくお客様からいただく質問をずばりお伺いしました!

ワールドインポートツールズ 店長 樋口 亮

いかに良い工具を使っていても正しく使わないと危険が伴う

樋口: せっかくなので、皆さんが普段わからないこと疑問や盲点を伺いたいと思います。
まず、工具っていっぱいあると思うのですが、工具を使う上で一番気を付けないといけないことは、ずばり何ですか?
平井: やはり安全ということでしょう。
樋口: 安全。工具は怪我するものであり、いかにいい道具があったとしても、適正に使わないと。ということですね。
平井: 一例をあげると、本来の使用目的ではない使い方というのが一番やっちゃいけないことですね。
樋口: 僕もよくやりますけど、マイナスドライバーでこじったり、本来は正しくないということですよね。
平井: わかりやすく言うと例えば、2番のプラスねじに対して、3番を使うとか。使えてしまうという面があるのですが正しくはないですね。
樋口: ドライバーには、適正なサイズの選び方が本来あるんですよね?小さいドライバーから使うと全部当てはまっちゃってなめちゃう。
平井: そうですね。
樋口: 大きいサイズから当てていくことによって、適正なサイズが判断できますって聞きますよね。
平井: それは良いですね。
樋口: 使い方って大事ですよね。
平井: あと工具を使う中で一番気を付けなければならないことは、タイミングだったりしますね。
樋口: 状況によっても違いますし。
平井: 例えば工場で工具の使い方にあたって、服装も大事ですからね。
樋口: シャツが出っ放しでかんじゃったとか、ネクタイ引っ張られたとか、軍手も糸が巻き込んだとか。
平井: 逆に軍手はつけない方がいいという場面もありますよね。
樋口: 確かに。僕はけっこう素手派です。
喜一工具株式会社 営業本部 平井 義郎 

ブランド工具のこだわり・安価な工具とのちがいは

樋口: お客様からよく「安価な工具とブランド工具は何が違うのですか?」とよく聞かれます。
私がよくご説明するのは、素材の違いが価格に比例するということですですが、いかがですか?
平井: まさにそうですね。第一に強度。そして精度・耐久性・作業性、あと材質ですね。
ただの鉄板打ち抜きのスパナなんかは、基本的に保ちませんよね。当然サイズもジャストじゃない。結果的にはすぐにダメになってしまう。
樋口: さっきお話にあった安全性にもつながりますよね。
樋口: お客様から「初めて工具をそろえるにあたって、注意した方がいいことは。」ともよく聞かれますがいかがですか。
平井: そうですね。使う頻度が高いものから購入するといいかと。
樋口: ドライバーとかプライヤーとか。
プロの方はもちろん、DIYで楽しむ方からすると、このくらいのものはあった方がいいってものもありますよね。

トルクレンチは測定機器。だからこそ扱い方が大切

樋口: トルクレンチですが、使い終わった後に数値を戻さないといけない、とよく言いますが、そんなの別にいいよという人もいるかと思います。戻さなかったらどうなってしまうのですか?
平井: トルクレンチって、中にコイルバネが入っています。バネですから負荷がかかっている状態でおいておくと当然劣化しますよね。その負荷をできるだけかからないようにするために最低値まで戻します。
樋口: トルクレンチでエンドの部分を落としてしまった場合、校正などは必要なものですかね。
平井: そうですね。そのままにしておくのはよろしくないですね。というのは、トルクレンチは工具なのか測定機器なのかと言うと、測定機器です。例えばスパナとかならポンっと放っても大丈夫かもしれません。
けれども測定機器って普通は荒っぽく使わないですよね。
樋口: トルクレンチは測定機器なので、本来保管もすごく大事ですよね。ちゃんとケースに入れて。湿度も温度も関係するし。保管の仕方は大事ですよね。
平井: 測定機器なので、丁寧に使う必要がありますね。
樋口: トルクレンチの校正することは大切ですか?
平井: 意外とトルクレンチを持っていても、校正しない業界が非常に多い。
ただよく考えてみたら、バネが入っていて、それが必ず劣化をするというのがトルクレンチです。
それを考えると何もしないでいいということはない。
トルクレンチにはメモリがありますよね。メモリに対して数値が狂うと本来の機能が果たせなくなります。
樋口: 使用するうえで誤差があるってことですものね。定期的に校正が必要。そこをしないと本当の意味でのトルク管理ができない。
平井: いろんなメーカーさんでだいたい1年に1回は校正を勧めていますね。ただ、業界によっては、3カ月に1回校正する業界もあります。
トルクレンチ画像

トルクレンチの選び方とは

樋口: トルクレンチでお客様によく聞かれることが、トルクレンチってレンジ(範囲)がいっぱいあるじゃないですか。どのレンジ(範囲)を買えばいいの?とよく聞かれます。
いつもは、お使いになるトルクの数値の半分くらいのモデルを選ぶと良いですと説明しています。100N・mであれば40‐200N・mを買って、真ん中らへんに100N・mが来る範囲をお勧めしています。
平井: そんな感じで大丈夫だと思いますよ。いろんなご意見があるかと思うのですが、あまりどれが正しいというわけではなく。トルクレンジのなかで、よく使う低い方の値がそのトルクレンジに対して20%ほどから上。MAXのトルクの80%。
下が5N・mからといっても、5N・mを使うのであればレンジ的にはもうちょっと余裕を持った方が(最低値が5未満の数値)いいかな。
樋口: それを選択したら間違いないということですね。
いま伺ったことはお店でも本当によく聞かれることなので、今回聞けて良かったです。
ぜひ皆さまも参考にしていただけたらと思います。
対談風景画像

今回の対談の様子は動画でも配信しています。ぜひご覧ください。

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