こんにちは!!
上田です。

本日は、他のメーカーでは類似形状かつ強度を持った製品が皆無と言っても過言ではないこちらの製品をご紹介させて頂きます!

こちらのLisle(ライル)エキゾーストパイプハンガーツールは、マフラーを吊っておく為のマフラーリングを取り外す際に使用する工具です。

以前はOリング型のマフラーリングが多く採用されていましたが、近年主流となってきているマフラーリングは写真のタイプです。
マフラーに溶接されたステー部分とボディー側のステーにマフラーリングを差し込み、吊る事でマフラーの位置が固定されます。
マフラーリングを差し込む際はそれほど大変では無いのですが、外す時が意外に厄介で、マフラーからの熱は元より振動なども相まってラバーが劣化=弾性を失う傾向にある為、見た目より実作業が難航する場合もしばしばあります。
その様な時に使用する工具がこのエキゾーストパイプハンガーツールです。

一般的に市販されているモデルとしてはこちらの画像の製品が多いですが、このモデルはプレスで型抜きしたプライヤー型部分に先端部分をリベット止めした仕様の為、マフラーリングが劣化して非常に固くなってしまった場合に、ツール本体が強度負けしてしまう事もあり、マフラーリングを受ける側もしくはステーを押す側が破損してしまった、というユーザー様の声をお聞きする事があります。

本体全長は、W.I.T. ロングノーズプライヤー(280mm)より若干長い297mmとなっているので、比較的少ない力で作業する事が可能です。
また先端部分は対象物が固着しているケースが多い事を考慮し、本体との接合はリベットではなく、溶接仕上げされているので強度が増しています。

先端部形状ですが、マフラーリング受け側をみるとかなりしっかりとした作りとなっています。
コの字型部分のスチールの厚みは約7mmほども有ります。

またブラケット先端を押す部分は、直径約11mmの丸軸棒を曲げ加工を施してあります。
さらに先端部は、力を加えた際にブラケットの先端が逃げ難い様に凹加工が施されています。

プライヤーのジョイント部も大径かつ肉厚のリベットで止めてある為、マフラーリングが固くなってしまっている場合にも握る力を逃がさず先端に伝える事が可能です。
このライル エキゾーストパイプハンガーツールは、他メーカーで類似形状の製品がありません。
なぜならば、ライルツールでこのツールに関しパテントを有しているからです。
リベットの周囲に「MADE IN USA」、そしてマフラーリング受け側にはパテントナンバーが刻印されています。


実際の使用方法ですが、至って簡単です。
マフラーリングをエキゾーストパイプハンガーツールのコの字型の受けに当て、マフラー側のステーに本丸軸先端を合わせ、グリップ部分を握るだけです。
非常にシンプルな構造&使用方法ですが、マフラー交換の際にはとても重宝する工具です!